2019/08/29(木) Stage Art Company
神戸 三宮 バレエ ダンス バレエ団⑤
【Stage Art Company バレエ バレエ団⑤】
みなさん、こんばんは。
神戸、三宮にあるダンススクールStage Art Companyです。
今日は80回目のバレエ記事となります。
今回も引き続き、世界的に有名なバレエカンパニーについてご紹介します。
バレエカンパニー①:デンマーク・ロイヤル・バレエ団
「デンマーク・ロイヤル・バレエ団」は、
デンマークのコペンハーゲンにあるバレエ団です。
設立初期はバレエ・マスターが定着せず、混乱状態が続きましたが、
1775年からのヴィンツェンツォ・ガレオッティの活躍によって、バレエ団は発展します。
そして1829年に振付家のオーギュスト・ブルノンヴィルが監督に就任。
今でも踊り継がれる『ラ・シルフィード』(36年)や『ナポリ』(42年)など、
50作品以上もの作品をバレエ団に振り付け、
独自の「ブルノンヴィル・スタイル」を確立しました。
その後、『エチュード』の振付けで知られるハロルド・ランダーら、
さまざまなバレエ・マスターを経ても
ブルノンヴィル・スタイルは絶えることなく受け継がれ、現在に至ります。
なお、現在ではバランシン、キリアン、ノイマイヤー、ラトマンスキー、ウィールドンら、
近現代の作品もレパートリーとしています。
「デンマーク・ロイヤル・バレエ団といえば、ブルノンヴィル」と、セットで定着しているほど、
大切にその伝統が受け継がれてきました。
細やかな足さばき、テンポの早いアレグロの動き、
軽やかなバットゥリーの連続などが特徴のスタイルで、
デンマーク・ロイヤル・バレエ団出身のダンサーの多くは、足元の表現が実に見事です。
なお、日本の井上バレエ団との関係が深く、ブルノンヴィル作品をよく上演しています。
バレエカンパニー②:東京シティ・バレエ団
「東京シティ・バレエ団」は、東京・江東区にあるバレエ団です。
1968年、有馬五郎や石田種生らにより、
日本初の「合議制バレエ団」として発足しました。
合議制とは、複数人の合議によって物事を決定する制度のことです。
1994年には、日本のバレエ団としては初めて、自治体(江東区)と芸術提携を結び、
江東区にある劇場「ティアラこうとう」を拠点に活動しています。
古典作品の上演とあわせ、バレエ団の元プリマである石井清子や、
監督を務める中島伸欣らによる創作バレエの上演も行いました。
また、学校公演や子供向け公演なども積極的に開催しています。
2009年からは、足立悦子が芸術監督に就任。
2018年に創立50周年を迎え、発足時のメンバーであった石田種生版の『白鳥の湖』を、
『白鳥の湖』の歴史的な日本初演(1946年)で使用された
藤田嗣治の舞台芸術を復元し、よみがえらせました。
バレエカンパニー③:東京バレエ団
東京・目黒区にあるバレエ団で、
正式名称は「チャイコフスキー記念東京バレエ団」です。
1964年、佐々木忠次によって創立されました。
3年目にして、モスクワ、レニングラード、カザンにて公演を行い、
その成功によって招聘元のソ連文化省から「チャイコフスキー記念」の冠称を贈られました。
その後、国内外で数多くの公演を重ねながら主に古典作品のレパートリーを増やしましたが、
80年代からモーリス・ベジャールとの絆が強固なものになります。
86年には『ザ・カブキ』、93年には『M』が東京バレエ団のために創作され、
それ以外のベジャール作品も次々とレパートリーとし、
ジョルジュ・ドンやジル・ロマンなど、
20世紀バレエ団(現ベジャール・バレエ・ローザンヌ)のダンサーたちとも共演しました。
ジョン・ノイマイヤーやイリ・キリアンなども、同団のために創作しています。
また、シルヴィ・ギエムやウラジミール・マラーホフなど、
名だたるスター・ダンサーをゲストに迎えてきました。
現在は上野水香や柄本弾などのプリンシパルたちが、
バレエ団内のみならず、海外公演でも活躍しています。
プリンシパルの斎藤友佳理が芸術監督に就任。
日本のバレエ・ファンが、これほどまでにベジャール作品になじみ深いのは、
東京バレエ団がベジャールと強い信頼関係を築き、多くの作品を紹介してきたからです。
なお、近年ではゴールデンウイーク近辺に、上野文化会館にて「上野の森バレエホリデイ」を開催。
日本舞台芸術振興会(NBS)と東京バレエ団、東京バレエ学校が中心となり、
舞台上演のほか、クラス・レッスン見学、公開リハーサル、
バックステージツアー、ワークショップなどを開催し、
多くの人にバレエをより身近に感じてもらう機会を作っています。
バレエカンパニー④:ニューヨーク・シティ・バレエ
「ニューヨーク・シティ・バレエ」は、
アメリカ、ニューヨークに拠点を置くバレエ団で、略称は「NYCB」です。
1934年、アメリカに招かれてきたジョージ・バランシンが、
バレエ学校のスクール・オブ・アメリカン・バレエ(SAB)を開校し、
その翌年に、育成したダンサーを集めてアメリカン・バレエを結成。
それが前身となって、46年にはバレエ・ソサエティが結成され、
48年にニューヨーク・シティ・バレエに改称されました。
芸術監督はバランシン、共同監督はジェローム・ロビンズで、
彼らによる振付作品によってNYCBは世界的な名声を得ました。
83年にバランシンが亡くなった後は、
ロビンズとピーター・マーティンスが共同監督となり、
90年以降はマーティンスのみが芸術監督を務めています。
なお、92年からは新人振付家を発掘する「ダイヤモンド・プロジェクト」を立ち上げています。
同じくニューヨークにあるアメリカン・バレエ・シアター(ABT)は、
本拠地とする劇場は隣同士ですが、
バレエ団としての在り方はまったく異なります。
NYCBは、20世紀以降に作られた作品が中心です。
カンパニーの大切な遺産であるバランシンやロビンズの上演のほか、
ラトマンスキーやウィールドンなど若手振付家に委託した新作、
また発掘した新人振付家(ソリストであり、
常任振付家でもあるジャスティン・ペックなど)の作品も積極的に上演しています。
ABTはスター主義のバレエ団ですが、NYCBはそれほどダンサーの名前を前面に出しません。
ちなみに、女優のサラ・ジェシカ・パーカーはSABの出身で、
現在はNYCBの取締役会のメンバーを務めています。
柔軟性、しなやかさを身につけるためにも、
Stage Art Companyは会員様にバレエレッスンを推薦しております。
Stage Art Companyではプロのバレエ講師が多数在籍していますので、
是非、バレエレッスンを受けてみてください。
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