2019/07/14(日) Stage Art Company

神戸 三宮 ボイトレ 歌唱 発声⑤

【Stage Art Company 歌唱 発声⑤】

みなさん、こんにちは。

神戸、三宮にある舞台スクールStage Art Companyです。

第5回目の歌唱の記事となる本日も、発声についてご紹介します。

 

 

 

 

 

~歌うときの呼吸について~

先日は呼吸のしくみについて解説しました。

本日は、歌うときの呼吸についてご紹介します。

 

歌うときの呼吸は、基本的には日常生活の呼吸と同じです。

しかし話すときと比べると、息を吸い込む速度が大きく異なるうえ、

音楽のテンポを基準にして、

曲の流れ・歌詞の文脈にあわせて呼吸することが重要になります。

 

歌うことはすなわち、呼気(息を吐くこと)に歌声を乗せることです。

歌っているあいだ、一般的な呼気と同じように横隔膜が上がってきますが、

上腹部筋肉(呼吸筋肉)を利用して肋骨が下がらないようにし、

胸郭が膨らんだ緊張状態を維持しなくてはなりません。

音楽のテンポに合わせて呼吸するということは、

一瞬にして息を吸い込んだあと、

腹部筋肉を適切に膨らませておき、吐き出す息の量を調節するということです。

 

このように、呼気時、一度に胸郭と腹部が収縮しないように、

上腹部へ適切な呼吸の圧力と緊張感を維持することを

「サポート」もしくはイタリア語で「アポジャ(Appoggia)」と表現します。

適切な緊張とともに呼吸を維持してこそ、

音がフラットにならず、息を浪費せず、長いフレーズも歌えるようになるのです。

 

通常の呼吸においては、より労力を要するのは吸気のほうであり、呼気は比較的楽な行為です。

吸気の際は横隔膜を引き下げ、胸郭を膨らませなくてはなりませんが、

呼気の際は弾性回復作用に任せて横隔膜がもとの位置に上がり、

腹部筋肉が脱力すれば胸郭も下がってきて、自然と息が出ていきます。

ところが歌を歌うときは、膨らんだ胸郭を維持しながら呼吸しなくてはならず、

相応の訓練が必要となるのです。

 

 

 

舞台、そして日常生活でも、ご自身の声をコントロールできるメリットは計り知れません。

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是非、私たちの歌唱レッスンを受けてみてください。

 

 

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